Noto Sans CJKとは

『Noto Sans（Source Han Sans）』はGoogleとAdobeが共同開発したオープンソースのサンセリフフォントです。美しさの追及と7種類のウェイト、さらにSIL Open Font Licenseで改変・再配布が可能という特徴を持っています。Adobeブランドでは別名として『Source Han Sans』や『源ノ角ゴシック』とも呼ばれます。
数ある言語の中でも圧倒的に文字バリエーションが多い日本語、繁体/簡体字中国語、韓国語は他言語とは別枠で開発を行い、満を持して『Noto Sans CJK』シリーズとしてリリースされました。日本語版は『Noto Sans CJK JP』となります。

Noto Sans CJK – Google Noto Fonts
Google Developers Japan

Noto Sans CJK バージョン 2.004 とは

2021年4月に Noto Sans CJK の最新バージョンである 2.004 がリリースされました。
Noto Sans CJK は　2014年に最初のリリースが行われた後も継続的にアップデートを行っており、 香港への対応や “㋿” の合字の追加、可変フォントの対応などの多数の改良が実施されています。2022年3月時点でのその最新のバージョンが 2.004 となります。 各バージョンを含めた更新内容の詳細は以下の pdf に乗っております。(この pdf 自体は Noto Sans CJK の Adobe版である源ノ角ゴシック に対するものですが、Noto Sans CJK にも当てはまる内容となります)

Source Han Sans Version 2.004 ReadMe (Released 2021-04-28) - SourceHanSansReadMe.pdf

Noto Sans CJK JP minとは

Noto Sans CJK は膨大数に上る日本語の文字（主に漢字）へ対応を行ったものの、その分ファイルサイズも大幅に膨らんでしまいました。特にWebフォントで使用する際にこれが問題となり、ページローディングへ悪影響を及ぼしてしまいます。
そこでよく取られるアプローチとして、フォントのサブセット化があります。
Noto Sans CJK JP minは、JIS第一水準漢字とJIS第二水準漢字の一部を抽出することにより、通常の利用に問題が無い範囲で大幅なサイズダウンを行いました。
また、2021年3月時点での最新バージョン 2.004 への対応を行っております。

収録文字

• ASCII
• ひらがな・カタカナ
• JIS第一水準漢字(2,965文字)
• JIS第二水準漢字の一部(551文字)

詳細

収録フォーマット

• WOFF
• WOFF2
• TTF

サポートブラウザ

• Firefox
• Chrome
• Safari
• Eage
• Opera
• ie 9+
• Android 2.2+
• iOS 4.3+

Variable fonts はサポートブラウザでのみ使用できます。

ダウンロード

Github

関連プロジェクト

Noto Serif CJK JP min